優しく、温かみのある雰囲気が特徴のナチュラルインテリア。
自然のぬくもりを感じリラックスできるナチュラルインテリアは男女問わず人気のテイストです。
シンプルな構成で作られるナチュラルインテリアは一見初心者向けのテイストに感じられるかもしれませんが、シンプルがゆえにオシャレに演出するのが難しいところ。
今回はそんなナチュラルテイストなお部屋の作り方についてコーディネートのコツやポイントを
実例を踏まえて紹介させていただきます。是非参考にしてみてください。
ナチュラルインテリアとは
ナチュラルインテリアとはインテリアスタイルの一種で、「ナチュラル」を直訳すると自然や天然といった意味合いを持つため、言葉通り自然の温もりを感じさせるインテリアスタイルになります。
基本的にシンプルで奇抜な色は使わないスッキリとしたコーディネートで、ベースカラーはホワイトやベージュといった明るく淡い色が特徴です。
賃貸のお部屋の多くは白い壁紙やベージュのフローリングが多いため、ナチュラルインテリアは賃貸にお住まいの方でも取り入れやすいインテリアスタイルと言えます。
天然素材の家具や小物、観葉植物など自然の温もりを感じられるアイテムを使うことで、より雰囲気のある演出ができるでしょう。
お部屋をナチュラルテイストにするコツ
お部屋をナチュラルテイストにコーディネートする際、どういったポイントに注目してコーディネートすれば失敗しないのかを解説していきます。
結論から言うと、こだわるポイントは大きく分けて4つです。
色、素材、小物、光にこだわりを持って選んでいきましょう。
一つずつ解説していきます。
色の選び方
ナチュラルインテリアは淡い色合いを基本とするため、床や壁など面積の広い部分の色(ベースカラー)はホワイトやベージュといったカラーがおすすめです。
フローリングの色がダークブラウンなど暗めな色合いの場合はフロアマットやクッションフロアを使用してみるのもおすすめです。
床のアレンジについてはこちらの記事で紹介しているため参考にしてみてください。
メインカラーもやはり明るめのブラウンやホワイトがおすすめ。
パステルカラーのような淡い色合いもカーテンなどファブリック素材のアイテムに取り入れても良いでしょう。
また、アクセントとして明るさを感じさせてくれるイエローや観葉植物など自然の緑を取り入れることで、より雰囲気が良くなります。
一つの部屋であまり多くの色を取り入れず、3色ほどに抑えることでシンプルでスッキリとした印象を与えてくれます。
素材の選び方
ナチュラルインテリアは素材選びも重要で、床や家具は天然木など木目調の素材を選ぶことで自然の温もりを感じさせてくれます。
ガラスや鉄などの人工的な素材が多くなってしまうとまとまりのない空間になってしまうため注意が必要です。
また、カーテンやラグ、ソファといった布製品は綿やリネンなど自然素材を選ぶ事で馴染みやすくなります。
ブラインドを使用するならウッドブラインドを使用することをおすすめします。
既存の家具をあまり買い替えず、模様替えしたい方は木目調やレンガ調のリメイクシートを使うことでも見た目の印象を大きく変える事が出来ますよ。
小物の選び方
ナチュラルインテリアのシンプルさを求めるがために、小物を全く置かないとなんだか味気ない部屋になってしまいます。
家具同様に素材や色を意識してチョイスすることで、シンプルながらもオシャレな空間を作る事が出来ます。
中でも特におすすめしたいのは観葉植物。
インテリアグリーンを取り入れる事でお部屋に明るさやリラックス効果をもたらしてくれます。
観葉植物は様々なテイストとも相性良く、ナチュラルなテイスト家具や雑貨と合わせることでより自然を感じる事ができるため、迷ったらまず観葉植物を置いてみることをおすすめします。
観葉植物についてはこちらの記事で紹介しているため参考にしてみてください。
光の演出
ナチュラルインテリアは自然光の入り方を利用して家具を配置できると日常がとても暖かな雰囲気に包まれて素敵な空間に仕上げる事が出来ます。
照明は間接照明やペンダントライト、スタンドライトを組み合わせて使い、空間に陰影を持たせて明る過ぎず、暗過ぎない自然光に近い状態を目指しましょう。
電球は暖色系を使う事で温かみを感じる空間演出ができるためおすすめ。
ナチュラルインテリア実例紹介10
最後にナチュラルインテリアの実例を紹介していきます。
「ナチュラルモダン」や「北欧ナチュラル」などのミックススタイルも併せて特徴をご紹介していきますので是非参考にしてみてください。
一人暮らしにピッタリなミニマルなダイニング
一人暮らしの賃貸に多い床と壁の色の組み合わせで、ベージュのフローリングに色味を合わせたダイニングスペース。
棚は背の低い物を置くことで空間が広く感じ、物があってもスッキリとした印象を与えてくれます。
ティッシュボックスなどの小物も木目を採用することで、全体に統一感が生まれますね。
床のフローリングの色味が違う場合は、家具も色味を併せてチョイスしたり、フロアパネルなどを使い床の色を家具に合わせると良いでしょう。
ダークブラウンの床に家具を合わせる場合はややモダンよりなテイストになるため、王道のナチュラルスタイルにしたい方は注意が必要です。
差し色にブルーを取り入れたナチュラルリビング
ブルーのソファが一際目を引くナチュラルテイストなリビングルーム。
大きな観葉植物があってもローテーブルやテレビボードがないため、空間が広々して見えますね。
暖色の柔らかい照明も暖かみを演出していて素敵です。
バーチカルブラインドを使用することで窓際がスッキリさせているところもおすすめポイント。
自然と清潔感あふれるペットコーナー
ペット用のスペースとして木製のフェンスで仕切り、
所々に散りばめられた植物や小物が素敵なインテリア。
ウォールシェルフやフォトフレームなど小物にも自然を感じさせる色合いを取り入れることでまとまりある空間に仕上がっています。
ペットがイタズラして植物とかを倒したり、落としたりしないか?という
いらない心配をしてしまう私ですが、とてもオシャレなコーディネートなのでペットスペース以外にも活用できるかと思います。
ブラックで引き締まったナチュラル×モダンな部屋
ホワイトとブラウンをベースに所々でブラックをアクセントとすることで空間が引き締まって
モダンな雰囲気を作り出しています。
観葉植物など自然の風合いを感じさせつつも明る過ぎない、シックで落ち着きある印象です。
木製家具の色味を暗くするほどモダンな印象になるため、真似される方は要チェックです。
床の色と極端に変わり過ぎてしまうようなら床色も変えることをおすすめします。
木の素材感を多く取り入れたカフェのようなキッチン
キッチンは家電や食器、グラスなど無機質な物が多く、ナチュラルインテリアは難しく感じる方も多いかと思いますが、写真のように棚を木製で統一し、観葉植物を飾れば一気にオシャレな自然素材感あふれるキッチンに仕上がります。
ディスプレイも上手くされていて、お店のような印象を受けます。
毎日の料理が楽しくなるような空間ですね。
空間の抜けが広さを感じさせるリビングダイニング
全体的に木の素材感が暖かみを感じさせてくれるリビングダイニング。
リビングにローテーブルが無く、視界が抜けて奥行きが広がる素敵な空間です。
全体的にシンプルな物を上手くまとめているため、ラグマットに柄が入っていてもスッキリした印象です。
ダイニングチェアのデザイン性も高く、とてもおしゃれで快適に過ごせそうな雰囲気ですね。
女性らしさを感じるリビングダイニング
カーテンやラグなどの布製品に淡いピンクを採用しいていて、照明のデザインや所々に飾られた花が上品さを感じさせる女性らしい素敵なお部屋です。
小物が多いようにも感じるかもしれませんが、ジャンルを統一し、全体に飾るのではなくディスプレイスペースをある程度決めて配置することでごちゃつきにくくなります。
淡いピンクを取り入れる事でショッキングピンクのクッションも空間に馴染んで感じます。
ホテルライクな寝室
全体的に物が少なく、スッキリとしたホテルライクな寝室です。
壁のアクセントクロスとブランケットや窓枠とベッドフレームなど、部屋の作りと家具の色味を合わせる事で統一感がより増しますね。
大きな観葉植物もアクセントとなって、ホテルやリゾートを感じさせてくれる空間に仕上がっています。
柔らかい雰囲気が特徴的なリビング
丸みのある家具を選択することで全体的に柔らかい印象を与えてくれます。
クッションやアクセントクロスにもパステルカラーが採用されており、ふわふわのラグマットに差し込む光がいい具合に雰囲気を作り上げてくれてますね。
ホワイトを多く取り入れると部屋を広く、明るく見せる事ができて清潔感も感じさせてくれるため、
こういった色がもたらす効果を生かしたい方は、木の素材感よりもホワイトの割合を多くしてみるのもいいでしょう。
ディアウォールで男らしいリビング
ディアウォールやサーフボード型のテーブルなど木の質感が渋いかっこいいインテリアですね。
観葉植物が多く飾られており、部屋の中でも自然を多く感じられるコーディネートです。
木の色味を暗めに落とすことで、落ち着いた雰囲気や男らしさを感じさせてくれますよ。
まとめ
今回は数あるインテリアテイストの中でも「ナチュラルインテリア」についての作り方や実例を紹介させていただきました。
ナチュラルインテリアは賃貸のお部屋でも取り入れやすく、男女問わず人気のテイストです。
「自分は賃貸住まいだからおしゃれなインテリアは無理だ」
「ナチュラルインテリアに興味はあるけどどうやってコーディネートしたらいいかわからない」
と言う方は今回の記事を参考に是非取り組んでみてください。
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