お部屋の大部分を占める[壁]は一面手を加えるだけでも大きく雰囲気を変える事ができます。
しかし、賃貸のお部屋では制限が多く、なかなか思うように手がつけられず諦めている方も多いのではないでしょうか?
実は賃貸のお部屋でも壁をおしゃれにするアイデアはたくさんあり、ちょっと一手間加えるだけでも色々なアレンジができてしまいます。
そこで今回はそんな賃貸にお住まいの方でも取り入れられる[壁]のコーディネートについてアイデアを10紹介させていただきます。
是非最後まで読んで理想のお部屋を作り上げていきましょう。
賃貸物件での制約
賃貸物件の場合、壁に穴を開けられなかったり、壁紙を張り替えることは難しく、
原状回復が基本となります。
退去時のトラブル等を防ぐためにもしっかりと頭に入れておきましょう。
原状回復とは、賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、 善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること
原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)国土交通省住宅局
ここで少し悩まれるのが「画鋲の穴」。
国土交通省が定める上記のガイドラインの中においても
壁等の画鋲、ピン等の穴(下地ボ ードの張替えは不要な程度のもの)
(考え方)ポスターやカレンダー等 の掲示は、通常の生活において行われる範疇のものであり、そのために使用した画鋲ピン等の穴は、通常の損耗と考えられる。
と規定されていることからほとんどの場合は使用しても問題ありません。
とはいえ、物件によっては使用が禁止されている場合もあるため、
こちらについては一度賃貸契約書を確認するなどして、使用していいかどうかを確認したほうが後々トラブルを避ける事ができるでしょう。
賃貸の壁をアレンジする上での注意点
賃貸物件の壁をおしゃれにアレンジする上でアイデアを紹介する前に注意しておきたいポイントを紹介します。
先ほどの原状回復に紐づくポイントになりますが、「ここは押さえておきたい」と言えるポイントがこちら
- シール類は粘着が弱いものを使用(すぐ剥がれてくる場合はマスキングテープの上から強力なテープで固定)
- 壁掛けアイテムは画鋲やホチキスなど穴が小さいものを使う
- 2×4材によるディアウォールが最強
後に紹介するアイテムの中でシールで貼り付けるタイプの物は粘着力に気をつけましょう。
強力なタイプですと剥がした時に元の壁紙までも剥がれてしまう恐れがあるため、心配な場合はあらかじめマスキングテープで保護した上に貼り付けましょう。
壁掛けアイテムは釘で固定することは出来ないため、比較的穴の小さい画鋲やピン、ホチキスを使って掛けるようにしましょう。
尚、この際は契約書の確認と壁掛けする物の重量にも注意が必要となります。
この穴あけを一切気にしなくてもいいのは2×4材によるディアウォール。
天井と床を突っ張り棒の原理で固定した柱を作ることで、自由にアレンジが効きます。
DIYに興味ある方はおすすめです。
壁をおしゃれにするアイデア10選
原状回復を念頭に置いて、賃貸物件でも取り入れられる壁をおしゃれにするアイデアを10こ紹介します。
もちろん持ち家に住んでいる方でも取り入れる事が可能なアイデアなので、是非参考にしてみてください。
リメイクシート
壁をおしゃれにするアイデアとして最初に思いつくのが、壁一面をガラッと変えてしまうリメイクシートではないでしょうか?
裏面の粘着シールが弱い貼って剥がせるタイプのリメイクシートなら、退去時も元の壁紙を傷めずに剥がせるため賃貸にもおすすめです。
壁一面のリメイクとなるとそれなりの労力やコツも必要となりますが、効果は大きく、
壁以外の家具やドアなどにも使用できるため、余った部分を利用してリメイクする事も可能です。
ウォールステッカー
ウォールステッカーもリメイクシート同様壁に貼り付けるアイテムになりますが、
こちらは壁一面に貼り付けるリメイクシートと違い、ポイント的にステッカーを貼り付けて壁をドレスアップするものになります。
ウォールステッカーには転写式の物や立体的な物など、種類も様々でちょっとしたスペースにワンポイント飾るといった使い方ができます。
ウォールミラー
ウォールミラーはウォールステッカーの鏡バージョンといった説明がわかりやすいかと思います。
丸型や四角形など形状、大きさも様々で大きい鏡なら部屋を広く見せてくれる働きもあるため、部屋の狭さに悩んでいる方にもぴったりです。
玄関や洗面所、トイレなどにワンポイントとして飾ることでおしゃれになりますよ。
ウォールシェルフ
ウォールシェルフは壁に設置する棚になります。
小物や雑貨を壁にディスプレイしたい場合に有効的なアイテムですが、壁に穴を空けて設置するタイプがほとんどです。
賃貸物件であれば画鋲やホチキスで固定して、耐荷重はしっかり確認してから使用しましょう。
ウォールグリーン
ウォールグリーンは壁掛けする植物のことで、空間のアクセントととして人気のアイテムです。
DIYで自作する事も可能で、フェイクグリーンを使えば水やりなども不要なため手軽に取り入れる事ができますよ。
上の写真は自宅のトイレの壁ですが、とても雰囲気がよく気に入っています。
間接照明やディフューザーを組み合わせておしゃれにしたいところです。
フォト、アート
フォトやアートは置いて飾る事もできますが、壁掛けすることもできる万能アイテムの一つです。
大きなアートを貼ってインパクトをつけたり、同じサイズのフォトやアートをシンメトリーに飾って空間を引き締めたりと使い方も様々です。
フォトフレームは100均でも販売されているので、購入のハードルが低いところも嬉しいですね。
イルミネーション
壁に照明と言ってもイメージが湧きにくいかもしれませんが、ブラケットライトのような間接照明はもちろん、ゲーミング環境に憧れる方はRGBに対応したライトパネル「ナノリーフパネル」もおすすめです。
一枚ずつ分離できるため、組み合わせ方で様々なデザインの照明に作り上げる事ができます。
個性を出したい方にもピッタリの商品です。
掛け時計
掛け時計は時間を確認するという目的のほか、デザイン性の高いものが数多く販売されているため
インテリアの一部としてもとてもおしゃれで人気があります。
個人的にはデジタル表示のものよりアナログな針で時間を示すタイプが好みですが、
お部屋のテイストに合ったお気に入りを探してみてはいかがでしょうか?
ストリングカーテン
紐カーテンなんて呼ばれたりもするストリングカーテンは、間仕切りに使う事もできるほか、
壁に飾ってもおしゃれな演出ができます。
ただそのまま垂らすというよりは等間隔で束ねたりすることで壁の柄のような演出ができて、
間接照明と組み合わせても素敵な仕上がりになります。
テレビ裏やトイレの便器裏などアクセントクロスの代わりに使う感じがおすすめです。
Atomoph Window
以前おすすめのインテリア雑貨でも紹介させていただいた「Atomoph Window」
窓の無い殺風景な壁に擬似的な窓を作り、お部屋を明るくする事ができます。
好きな景色を映し出す事ができるため、都心で自然の景色を堪能したい方や
またその逆パターンの方にもおすすめのアイテムと言えます。
壁掛け用フック、ピン
今回紹介した壁をおしゃれにするアイテムの中で壁掛けアイテムを検討されている方は、
同時に壁掛け用のピンやフックも検討してみることをおすすめします。
極力小さい穴で、簡単にしっかり支えられるものとして私自信が使用したことがあるアイテムがこちら
フックが同梱されているため、鏡や時計を引っ掛けたり、ピン単体を使用することも可能なアイテムです。
ピン先が特殊な構造になっており重さなどで抜けにくく、実際鏡を掛けるために使用していましたが、
3年ほど使用しても全く問題ありませんでした。
こちらは2.5kgまでの耐荷重となるため、さらに重いものをかけたい場合は同シリーズの7kgまで耐えられるフックをおすすめします。
まとめ
簡単な紹介にはなりましたが、今回は賃貸でもできる壁のアレンジ方法について紹介させていただきました。
賃貸物件の場合は原状回復が基本となりますが、賃貸でもできるアレンジはたくさんある事がわかったかと思います。
また、DIYを駆使すれば持ち家と同じくらいに自由度が広がるため、DIYに自信がある方や試してみたいという方は是非ディアウォールを取り入れてみてください。
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